ハミルトン HAMILTON
ハミルトンの創業は、1892年、アメリカ・ペンシルバニア州ランカスターで始まりました。
アメリカの大開拓時代では、広いアメリカの大量輸送の手段として鉄道が必要になりました。大陸横断鉄道が次々に作られ、正確に鉄道を運営することが重要になってきました。そんなアメリカ鉄道の運営を支えたのが、ハミルトンです。
正確で耐久性の高いハミルトンの腕時計は「正確に時を刻む時計」として認知され、レイルロードアプルーブ(鉄道公式時計)として、アメリカ鉄道のタイムキーパーと称されようになります。
1910年代からはアメリカ軍への時計の納入を開始、1919年、アメリカ初の定期航空郵便の公式時計にハミルトンが採用されます。後に、数々の民間航空会社の公式時計に採用されようになります。
ミリタリーウオッチであるスピリットはハミルトンの代表ラインである「カーキ」に強く残っています。
ハミルトンをぶっちゃける!
ハミルトンのコンセプトは、アメリカ~ンウォッチィィィィィーーーー!つまり、アメリカらしい時計。
「アメリカンクラシック」と「カーキ」という二つの代表的なモデルは、いずれも、アメリカンウォッチのコンセプトに基づいています。
うぅ~ん、アメリカっていうと、安っぽい発想は、デカイくてよく壊れるアメ車?スーパーマン?(年齢が・・・
( ̄_ ̄ i)タラー)、ハンバーガー!
o(´д`)oァーゥー とかじゃないよ!
ジェームスディーン!イーグルスのホテルカリフォルニア、リーバイス!コカコーラ!って、カッコイイ!そんなカッコイイアメリカを形にしたのがハミルトン!
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪ぶっちゃけ、『スイスの機械式時計じゃないとねぇ』 とか思ってる人は多いと思う。しかし、もはや機械式時計はスイスに限定していると、とんでもない損な機械式時計を買ってしまうことにもなりかねないですよぉ。
ハミルトンのムーブメント
ハミルトンのムーブメントはエボーシュ最高のETA社製を使用しています。
同様にETA社製を使用している名門機械式時計ブランドは、フランク・ミュラー、IWC、ブライトリング、クロノスイス、パネライ、オメガ、タグ・ホイヤー、etc とんでもなくたくさんの名門機械式時計ブランドが採用しているのです。
もちろん、ETA社の製品をそのまま使用するのではなく、独自にチューンアップしているブランドも多いです。
ですが、元々のムーブメント(部品)はエボーシュであるETA社製であることに変わりはないです。
では、完全にアメリカンな時計一色かというとそうではありません。代表作ジャズマスターは完全にスイス機械式時計を意識した時計です。
ハミルトンの時計は、機械式時計として高いクオリティとデザインを持ち、そして脅威のコストパフォーマンス(実売価格10万円台)という素晴らしい時計になっている。
ではハミルトンの腕時計を見てみよう。
ハミルトンのムーブメント【エボーシュ】エボーシュとは、ムーブメント製造メーカーが生産する未完成のムーブメント(ムーブメントの部品)のこと。
腕時計メーカーの中には、ムーブメント製造メーカーからエボーシュを仕入れ、オリジナルのパーツや装飾の入った受け板と一緒に、ムーブメントを組立てています。
ETA社製を使用しているのは、フランク・ミュラー、ブライトリング、クロノスイス、インターナショナル・ウォッチ・カンパニー、オフィチーネ・パネライ、オメガ、タグ・ホイヤー、ハミルトン、フォルティス、ロンジン、ミューレ・グラスヒュッテ、モバード、オリス、ティソ、スウォッチ、ジン、etc たくさんの名門機械式時計ブランドが使用しいています。
【クロノグラフ】ストップウォッチ機能のことです。
でもちょっと待てよ???機械式時計のクロノグラフって使いやすいですか?って話になると正直、デジタルのストップウォッチに負けます。
正確さでももちろん負けます。
では、何のためのクロノグラフか、そのそも機械式時計にクロノグラフが必要か、お洒落さんだから、いやいや、何分間潜ったいるか計測とか様々な理由があると思いますが、自分なりの理由がないと、正直、意味ねぇってことになります。
ハミルトン カーキ シリーズ
ハミルトン カーキ X-コプター Ref.H76616933
HAMILTON Khaki X-Copter Ref.H76616933カーキ X-コプター Ref.H76616933。大空に飛び立つヘリコプターをテーマにした、ハミルトンの「カーキ」を代表する作品です。
カッコイイですよねぇ。それにお洒落!ミリタリーウオッチとしてのテイストを残しながら、オレンジがきれいなとってもお洒落な機械式時計です。
そしてなにより、この機械式時計のムーブメントは世界で最も有名な機械式自動巻クロノグラフ・ムーブメント、エボーシュETA社の ETA Cal.7750(機械式自動巻クロノグラフ・ムーブメント)(別名 ヴァルジュー7750 Valjoux Cal.7750)。
ETA Cal.7750は量産可能なETA社のクロノグラフムーブメントの最高ランクに位置しています。
このムーブメントはただものではないですよ。ブライトリング、パネライ、IWC、オメガ、クロノスイス、チュードル、ボーム&メルシェなど、名だたる名門機械式時計ブランドが採用しているムーブメントです。
ETA Cal.7750を搭載する機械式時計で100万円を超える物も少なくありません。
w( ▼o▼ )w オオォォ!!ETA Cal.7750を搭載している名門機械式時計の例をあげますと、現行モデルでは、ブライトリング クロノマット 正規価格61万9500円にゃり。
IWC パイロット・ウォッチ クロノ・オートマティック 正規価格 65万6250円。まだまだありますよ。
パネライ/ルミノール 1950 3デイズ GMT ムーブメントのCal OP.IIIは、ETA Cal.7750を"減量"(ノンクロノグラフ)化したものです。正規価格 94万5000円。
さて、皆様、いかにハミルトンが優れたムーブメントを搭載しているか良くわかりましたねぇ。
ほんとにハミルトンはデザインも、ムーブメントも一流品なんです。ただ、とてもリーズナブルなだけで、ハミルトンを選択する人はとても賢い人です。
- ムーブメントはETA Cal 7750(機械式自動巻クロノグラフ・ムーブメント)
- クロノグラフ(60秒・30秒・12時間計)
- 42時間パワーリザーブ
- ケース、べゼルはステンレススティール製です。
- 風防のガラスはサファイヤクリスタルを採用、裏スケです。
- 10気圧(水深100m)防水 です。
- ケースサイズは44mmです。
- インナーベゼルには、リューズ操作でM.T.0.W(最大積載重量)を記録する能を搭載
そして、価格が164,850円(税込) という脅威の価格設定。
実勢価格は12万円以下で購入できたりします。ありがたくて涙がでますよ、ハミルトン!
ハミルトン カーキ ラインナップ
ハミルトン カーキ ラインナップ(自動巻き・手巻き シースルーバック厳選)
自動巻きクロノグラフムーブメント ETA Cal.7750 (別名 Valjoux Cal.7750)
ETA Cal 7750(Valjoux Cal.7750)は、ブライトリング、パネライ、チュードル、IWC、ボーム&メルシェ、オメガ、クロノスイス、ユリスナルダンなど名門ブランドが使用する量産可能なエボーシュ(ムーブメント)としては最高ランクのものです。
HAMILTON Khaki X-Copter カーキ X-コプターには、名門機械式時計ブランドの使用するETA Cal.7750(Valjoux Cal.7750)が入っています。
まさに、ハミルトンが素晴らしい時計を手の届く価格で提供しているか良くわかる時計です。
ETA Cal.7750とは、1973年に登場した自動巻きクロノグラフです。
当時の名称は、Valjoux Cal.7750です。
これは、Valjoux社、(バルジュー、英語発音 バルジャックス)をETA社が吸収したため、名称は、ValjouxからETAに変わりました。
ETA Cal.7750は何者かというと、クロノグラフのもっとも代表的で有名なムーブメントです。
15万円~70万円のクロノグラフ搭載の機械式時計で3つ目ダイヤルなら、ETA Cal.7750の確立が高いのです。
ETA2890-2を2階層構造というなら、ETA Cal.7750は、3階層構造です。
カレンダーモジュールと地板とクロノモジュールの3階層に分けられます。
この構造の利点は、エボーシュETA社製の実績が高い、高性能自動巻きクロノグラフムーブメントを使用しながら、機械式時計ブランド独自の機能を追加しやすいところです。
例えば、カレンダーモジュール層に永久カレンダー機能を追加したり、クロノモジュール層にスプリットセコンドを追加できます。
また、ETA Cal.7750の特徴のひとつとして、とても簡素な自動巻機構にあります。
通常、ETA Cal.7750は一方向巻き上げ方式です。一方向巻き上げ方式は耐久性が高い構造になるため採用しています。
唯一の弱点は、3階層構造のため厚みがあるところです。
HAMILTON カーキ Xーウィンド Ref.H77666523
HAMILTON Khaki X-Wind Ref.H77666523
1919年、アメリカ初の定期航空郵便の公式時計に採用されたハミルトン。
約100年、航空産業向けに腕時計を作り続けて、その信頼は大きく、長きにわたり航空界を支えてきました。
その優れた航空時計技術を持つハミルトンから発表された最新の航空時計が「HAMILTON カーキ Xーウィンド Ref.H77666523」です。
Ref.H77666523には、腕時計では世界初の偏流修正角計算機能が組み込まれています。
これは、飛行中に受ける航空機の横風の影響を計算することで、航空機の方向と速度を割り出し、性格に目的地へ到達するための機能のことです。
ダイヤルはアイボリーでストラップはダークブラウンのカーフです。
ハミルトン カーキ X-コプター Ref.H76616933のブラックダイヤルに鮮やかなオレンジのストラップとはまた違う、機能とはうらはらにお洒落なフェイスをしています。
ストラップをいろいろ変えてみると、まったく違った表情になるのも、この時計の魅力です。
ムーブメント等のその他の仕様はRef.H76616933と同様です。ムーブメントは、ETA Cal.7750搭載ですので一緒ですね。
ハミルトンのコストパフォーマンスには本当に驚きます。驚愕です。
w( ▼o▼ )w オオォォ!!。
ほんとうになんでこんなに高スペックの時計をこの金額で出すのでしょう???機械式時計業界の7不思議にしてもいいんじゃないかな?
ハミルトン カーキ Xーウィンド Ref.H77616533
HAMILTON Khaki X-Wind Ref.H77616533
「太陽と海の教室」で織田裕二さんがしてる時計です。
定価 ¥174,300 (税込) 実勢価格 ¥10万円を切る店舗もあります。
ETA Cal 7750 搭載でこのクオリティで、この価格設定は異常です。
ハミルトンは何になりたいのでしょうねぇ。
どこに向かっているのでしょうか?そんなに高品質な機械式時計を、「これでもか!」と言わんばかり、渾身の一撃で市場にぶつけてくるハミルトンに、ほんとうにヘキヘキしてる、名門ブランドも多いはず。
IWCなんかはイヤでしょうね。
いくらチューンアップしてるとは言え、100万円を超える時計に搭載しているムーブメントと同じムーブメントを搭載した時計を10万円代でだされれば、面目丸つぶれです。
お金持ちは除いて、知らないで、機械式時計ブランド名だけで購入している人は、この事実を知ったらどう思うのでしょうね?
私はどう思うかって?もちろん、時計によってはボッタクリでしょう!
同じETA7750を搭載していても、ブライトリングのように極限までチューンアップしていて、そこそこのお値段ならわからなくもないけど、100万円越えは、「うぅ~ん・・・ロレックスのデイトナ買えるよ!」とか思ったりします。
あ、ちなみにロレックスを金持ちの道楽時計と思っている人は大間違いですよぉ。
ロレックスの品質、性能、そして資産性を考えると、あれほど優秀で安い時計はないのです。
価格は高くても、売りたくなったときの換金率が他の機械式時計とか雲泥の差ですからねぇ。デイトナなら80%くらいはつきますよ。
ボッタクリンの機械式時計はもちろん、換金率は酷いですよ。ロレックスの半分なんてぜんぜん無理ですから。
ハミルトンは良い時計です。なんていうのかな?スイスの高級機械式時計を、普通の人が買える価格で作っているというか。
私はハミルトンに匹敵するのは唯一、グランドセイコーしかないと思ってます。
- ムーブメントはETA Cal 7750(機械式自動巻クロノグラフ・ムーブメント)
- クロノグラフ(60秒・30秒・12時間計)
- ケース、べゼルはステンレススティール製です。
- 風防のガラスはサファイヤクリスタルを採用、裏スケです。
- 10気圧(水深100m)防水 です。
- ケースサイズは44mmです。
ハミルトン ジャズマスター シリーズ
ハミルトン ジャズマスター スピリット オブ リバティ Ref.H32516731
HAMILTON Jazz master Spirit of Liberty Ref.H32516731ハミルトンのブランド名は、植民地時代に言論の自由を守るために戦った弁護士アンドリュー・ハミルトンから付けられたものです。
アンドリュー・ハミルトンに敬意を賞したこの記念モデルは、Spirit of Liberty (スピリット オブ リバティ)、魂の自由(リバティは勝ち取る自由)と名が付けられています。
ダイヤル(文字盤)には、「without liberty life is a misery Andrew Hamilton」自由のない人生なんて、みじめなもんさ、という有名な言葉が刻まれています。
ムーブメントは、ETA Cal.7750をベースにハミルトンが開発したCal.H21を搭載しています。
切れ長のインデックスとクラシックテイストのダイヤル、コバルトブルーの3針、12時、6時にインダイヤル(クロノグラフ)、ダイヤルには、「without liberty life is a misery Andrew Hamilton」、「Pennsylvania Lancaster 1892」「SWISS MADE」の刻印、カーフストラップを使用しています。世界限定1892本です。
→ハミルトン ジャズマスターハミルトン ベンチュラ シリーズ
ハミルトン ベンチュラ
斬新なフォルムが印象深い、ハミルトン ベンチュラ。
そのアシンメトリーのデザインは、キャディラックの特徴的なテールフィンやハドソン ホーネットをデザインした、リチャード・アービブが手掛けたものです。
そしてモデル名のベンチュラは、ロサンゼルス郊外の街の名からつけられました。
1957年に、世界初のエレクトリックウォッチとして発表されたベンチュラですが、その名をさらに知らしめたのは、エルヴィスプレスリーでした。
彼は、1961年の映画「ブルーハワイ」で初めてベンチュラを着用し、以後、プライベートでも愛用していました。
当時のエルヴィスの映像には、彼がベンチュラを身に着けているものが、数多く残されています。
ハミルトンは、ミリタリーの面影を残すデザインの「カーキ」と、それ以外の傑作モデルを復刻した「アメリカンクラシック」の2つで展開されており、ベンチュラ シリーズは、アメリカンクラシックになります。
→ハミルトン ベンチュラハミルトン イントラマティック 42mm
イントラマティックは1960年代に米国で一世を風靡したスリムウォッチです。
ゆるやかな曲線を持つダイヤルと風防、極薄のケース、シンプルなインデックス、長く細い2針。
1960年代当時のディテールを精密に再現した復刻モデルです。
1960年代当時の復刻モデルとはいえ、デザインは、古さよりも新しさを感じます。
また、極限までシンプルさを追求したデザインは、複雑機構とは対極に位置する、これ以上シンプルにすることはできないという、美観を感じます。
そして、2012年、イントラマティック復刻しました。
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